Keen Gamesが開発するサバイバルアクション『Enshrouded~霧の王国~』が、10月15日の早期アクセス終了(正式版1.0)に向けて、戦闘まわりの変更点をまとめて公開した。
今回の主役は魔法使いだ。前回のアップデートで近接戦闘を見直した際、開発側は「魔法使いには後で必ず戻ってくる」としており、その約束がようやく形になる。
新呪文9種、「召喚」カテゴリが登場

エンバーベールに9種類の新呪文が追加される。ダメージだけでなく、補助や群衆制御、強力な範囲攻撃、そして新カテゴリの召喚まで含まれている。
- マナドレイン:敵から毎秒一定量のマナを吸い取り、自分のマナに加える
- エンタングル:強敵の動きを縛る拘束系
- 炎の柱
- ブリザード/ボールライトニング:敵の群れに効く範囲攻撃
- ファイアトーテム/アイストーテム/ショックトーテム召喚
- ホロウスケルトン召喚
ネクロマンシー系のスキルが好きなプレイヤー向けに、スケルトンとトーテムの召喚数を増やすスキル(Advanced Necromancy/Totem Mastery)も追加される。
また、既存・新規の呪文にはレベル帯ごとのバージョンが増え、序盤で気に入った呪文の組み合わせを終盤まで使い続けられるようになる。最上位のティア7には22種のEternal呪文(弾薬を消費しない版)が用意され、Eternal呪文は武器や防具と同じように強化してパーク(マナコスト軽減など)を付けられるようになった。呪文のマナコストと詠唱時間も、威力と使い勝手に合わせて調整し直されている。
ワンドに重攻撃、魔法と弓に新スキル

ワンドには重攻撃が追加される。重攻撃は敵を貫通し、弱い敵の攻撃を中断させる効果もある。ロックオンの挙動も改善され、画面中央と近くの敵を優先するようになった。ワンドとスタッフの持ち替え時の不具合修正や、爆発樽をワンドで狙えるようになる変更も入る。
魔法使いの新スキルは以下の5つ。
- Aerial Wand Attack:空中で発動できるワンドの範囲攻撃
- Wand Evasion Attack:回避から繋がる、幅広い貫通弾
- Advanced Necromancy:スケルトンの召喚数増加
- Totem Mastery:トーテムの召喚数増加
- Blast and Cast:ワンドでクリティカルを出した後、10秒以内のスタッフ攻撃の基礎ダメージが50%上昇
最後のスキルは、ワンドとスタッフを切り替えながらコンボを組む遊び方を後押しするものだ。
弓使いにも3つの新スキル(貫通ダメージ上昇のPuncture、弓のダメージで耐久値を回復するBarrage、弓か短剣でシュラウドの敵を倒すとシュラウド内の滞在時間が回復するSurvival Instinct)が追加される。さらにEternal矢も強化・パーク付与が可能になり、新たにEternal炎の矢/雷の矢/骨の矢の3種が登場する。遠距離攻撃向けのエイムアシストも設定可能になり、コントローラーではデフォルトでオン、マウス&キーボードではオフだ。
敵のバリエーション追加とレベル上限50

Fell(堕ちし者)やスカベンジャーといった全勢力に、新たな敵バリエーションが追加される。ヘビー級やエリート級もいるので、探索中は油断できない。プレイヤーキャラクターの動きもアニメーション面で見直され、機敏さを保ちつつより自然に動くようになる。
新バイオームの追加に伴い、プレイヤーのレベル上限は50、装備のレベル上限は55に引き上げられる。
注意点として、新スキルの追加と既存スキルの配置変更により、スキルツリーがリセットされる。開発側は「ポイントを振らずに拠点を出ると痛い目を見るぞ」と念を押している。
『Enshrouded』とは:霧に覆われた王国を16人で探索・建築するサバイバルARPG
舞台は、禁じられた力を求めた者たちによって滅びた王国エンバーベール。世界は「シュラウド」と呼ばれる霧に覆われており、プレイヤーは「フレイムボーン」として廃墟を探索し、敵と戦い、失われた文明の痕跡を追っていく。
特徴は、高機能なボクセル建築とアクション性の高い戦闘の組み合わせだ。地形を掘ったり積み上げたりして大規模な拠点を細部まで作り込めるうえ、NPCを迎え入れると工房が開き、伝説級の装備を作れるようになる。戦闘は回避とパリィを軸に、ウィザード、レンジャー、ウォリアーとして自由にビルドを組める。最大16人のマルチプレイに対応しているのも大きな魅力だ。
基本情報
- Steamストア:Enshrouded~霧の王国~
- 開発・販売:Keen Games
- ジャンル:サバイバル・アクションRPG(ボクセル建築)
- 対応人数:シングル/最大16人オンライン協力
- 価格:4,840円
- 早期アクセス開始:2024年1月24日
- 正式版(1.0)リリース:2026年10月15日
- 対応言語:日本語を含む15言語
総評:「魔法使いで遊べる」ゲームになる正式版
早期アクセス期間の『Enshrouded』は、近接と弓に比べて魔法使いがどうしても物足りない、というのがプレイヤーの共通認識だった。今回の変更は、呪文の数を増やすだけでなく、好きな呪文を終盤まで使えるようにし、召喚という新しい遊び方まで足している。職業のバランスを取るというより、魔法使いを一つの遊び方として成立させにきた内容だ。
スキルツリーのリセットは、見方を変えれば新しいビルドを試す絶好の機会でもある。10月15日の1.0では、ネクロマンサー寄りの魔法使いで始めてみるのも面白そうだ。
情報元:Steam ニュース。画像はSteamストアページより。





