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LoL『LCP』が2027年から大幅改編。LJL・PCS・VCSの国内リーグが復活し、各スプリットの上位チームがLCPブラケットへ進出する方式に

LoL『LCP』が2027年から大幅改編。LJL・PCS・VCSの国内リーグが復活し、各スプリットの上位チームがLCPブラケットへ進出する方式に

Riot Gamesは9月21日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「League of Legends Championship Pacific(LCP)」を2027年から改編すると発表した。

要点は一つ。LCPが「固定メンバーの常設リーグ」から「国内リーグの上位チームが各スプリットで集まるブラケット」に変わる。日本のLJL、台湾・香港・マカオなどのPCS、ベトナムのVCSが、LCPへの入口として再び機能するようになる。

何が変わるのか:各スプリットの国内リーグ成績でLCP出場権を獲得

2027年からのLCPは、次の流れで進む。

  • 各スプリットの前半、チームは自国の国内リーグ(PCS、VCS、LJL)で戦う
  • 各リーグの上位チームがLCPのブラケットステージへ進出し、地域王者と国際大会の出場権を争う
  • これをスプリットごとに繰り返す

現行制度では、LCPは固定のチームで構成され、下位リーグからの参入は年1回の昇格戦に限られていた。しかもリーグごとに挑戦できるのは1〜2チームだけだった。新制度では、公式の言葉を借りれば「PCS、VCS、LJLに参加するすべてのチームが、各スプリットでLCPへの出場権をかけて戦うことができるようになる」。

なぜ変えるのか:コストとコミュニティの問題

改編の理由として挙げられているのは、持続可能性だ。LCPは複数の国・地域のチームが一つの会場に集まる形式で、遠征や滞在のコストが重く、チームの負担になっていた。また、チームが本拠地から離れることで、地元のファンやコミュニティとの接点が薄れていた。

新制度ではチームが本拠地に戻って国内リーグを戦うため、運営コストが下がり、地元での興行やファン活動が組み立てやすくなる。Riotとしては、CTBC Flying OysterのWorlds 2025ベスト8進出や、Team Secret WhalesのLPLチーム撃破(2026年)といった成果を「地域の競技力は伸びている」根拠として挙げ、その伸びを国内リーグの活性化につなげたい考えだ。

お金の話:Regional GRPの分配は継続

チームにとって重要な収益分配(Regional GRP)については、現在のLCPチームへの分配は継続すると明言された。昇格してきたチームも、出場権を維持したチームも対象になる。

さらに、より多くの国内リーグチームがGRPの恩恵を受けられるよう、競技成績に基づいたリターンの仕組みを導入するとしている。国内リーグで結果を出せば、LCPに上がる前の段階でも収益に反映される方向だ。

ワイルドカード地域とLJLの位置づけ

PCS・VCS・LJL以外のワイルドカード地域についても、引き続きLCPへのルートは設けられる。出場枠の配分など具体的な内容は数か月以内に発表される予定だ。

日本のLJLにとっては、2025年のLCP発足で「LJL=LCPの下部」という色が強くなっていたところに、国内リーグの成績がそのまま国際大会への道になる制度が戻ってくる形になる。国内でLJLを戦い、上位に入ればLCPブラケットへ、という分かりやすい導線は、視聴者にとっても追いやすい。

基本情報

  • 対象:League of Legends Championship Pacific(LCP)
  • 適用時期:2027年シーズンから
  • 関連リーグ:PCS、VCS、LJL(+ワイルドカード地域)
  • 出場権:各スプリットの国内リーグ成績で決定
  • 収益分配:Regional GRPの分配は継続、成績連動の仕組みを追加
  • 詳細フォーマット:数か月以内に公式SNS等で発表予定

総評:「集めて固定する」から「各国で戦って集まる」へ

2025年に始まったLCPは、複数地域のトップチームを一つのリーグに集めて競技レベルを上げる狙いだったが、コストと地元コミュニティの希薄化という代償を払っていた。今回の改編は、その集約をいったんほどいて、国内リーグを土台にした階段構造に組み直すものだ。

チームの数が増え、各国のリーグに「LCPへ上がる」という目標が毎スプリット生まれる。競技面でも興行面でも門戸は広がる。あとは、ブラケットのチーム数や日程、ワイルドカードの扱いといった細部がどう詰められるか。数か月以内とされる続報を待ちたい。

情報元:LoL Esports公式。画像はLoL Esports公式サイトより。